①ページの直帰率を下げる方法 | アナトミーの機能 PDCAを効率的に回す方法とは?
アナトミーを使ってページの直帰率を下げる方法を解説しますここではTOPページを例にとって説明していますが、TOPページ以外でも同様に実施可能です
直帰率が悪い参照元を特定する
TOPページへランディングする際の参照元(流入元)は様々です。まずはその中から、特に直帰率へ悪い影響を与えている参照元を特定します。 ページ全体に与える影響は実際の流入数に比例するので、流入数の多い参照元をリストアップします。その中で、直帰率が悪く改善効果が見込める参照元を特定すればよいことになります。
次のセクションでは、TOPページの側でチェックすべきデザイン項目を紹介します。
デザインを検証する
デザインによる直帰率が高くなる原因は下記のようなものが考えられます。ユーザーごとに理由は異なるので、順に検証していきます。
ここでは検証例として、アナトミーの新しいポータルTOPを例にします。 アナトミーではキャプチャー内のリンク個 所を矩形で表示することができます。 矩形の色は(赤>橙>黄>灰)の順で、遷移が多かったことを示しています。また、上下中央付近(< >)の記号辺りがファーストビューとなります。
1. 遷移すべきリンクがページ内から見つからなかった
移動すべきリンクがユーザーの視界に入るかどうかの位置関係や、大きさやリンクに見えるかどうかなど、形状について考察します。 リンク矩形にマウスオーバーすることで、リンク先のページの内容をサムネイルで確かめることができます(下図)。ユーザーが次に遷移すべきページへのリンクが見やすく、わかりやすく提示されているかをチェックします。 矩形が黄や灰色であれば、そのリンクは遷移数が少ない、うまく機能していないリンクの可能性があります。
例えば、例示の画面では、「フォーラム」に遷移させたいので固定表示のヘッダー内にリンクを設けましたが、遷移数の結果としては画面中央付近のパネルに橙~黄のリンクが集中しています。
「フォーラム」も中央のパネルメニューに加えることで多くのユーザーの目に留まり、遷移を増加させることができるかもしれません。
また、ファーストビューよりも下部にあり、情報提供をするコンテンツではない「もっとみる」のリンクが赤となっているのは、次に遷移すべきリンクが不足している可能性があります。
「ニュース&配信メルマガ」の表示件数を増やしたり、記事自体ももっと頻繁に追加するなどといった改善が考えられます。
2. リンク先が求めているコンテンツだと認識されなかった
次に、リンクの文言やアイコンが適切かを検証します。 もしリンク先のコンテンツや、リンク位置・形状に問題が無さそうであれば、リンクの表現にユーザーが想定しない文言が使われているのかもしれません。 この時の判断にも矩形の色を1つの判断にできます。
もし例示では「設定操作マニュアル」が灰色になっています。過去の実績からもう少し遷移してもよいはずなのですが、 ”設定操作マニュアル”という言葉からユーザーがリンク先のコンテンツを想像できていないのかもしれません。” ヘルプ”や”マニュアル”のような、より一般的な文言へ変更するといった改善が考えられます。
その他の直帰を増やす可能性を検証する
その他、直帰率が高くなる原因は下記のようなものが考えられます。
1. そもそも求めているコンテンツではなかった
ランディング先の内容がユーザーが求めているコンテンツと異なっていると、それは直帰の大きな原因となります。集客時のキーワードとTOPページのコンテンツにミスマッチがないか検証します。 左側のウィンドウに表示される検索キーワードと検索エンジンに表示されるTitle、Description、そしてランディング先であるTOPページのコンテンツ にそれぞれ齟齬がないかチェックします。
また、アナトミーでは検索HITしたキーワードでGoogle検索することができます。そこに表示される検索上位のサイトをみれば、検索キーワードを使用しているユーザーの意図を推測でき、ターゲットのミスマッチを発見できます。
2. コンテンツが遅い、長すぎる、エラーがあるなど
コンテンツ自体に質の問題がある場合もあります。アナトミーではページ毎の品質についてもチェックしています。これらについても抑えておくとよいです。
直帰率対策の結果を検証する
以上のような集客対策やページ改善を実施したら、1週間後にページ毎の直帰率の推移をチェックしてきます。 推移グラフでは新規ユーザーとリピーターにセグメントした推移も分かるので、今後の集客施策考察の参考になるでしょう
このようにアナトミーを利用することで、TOPページの直帰率の原因を探り、対策を講じ、その結果を検証するというPDCAサイクルをスムーズに回すことが可能です。